昨日、日本出張から帰ってきた友人から「恩賜の煙草」を頂戴した。
真っ白の箱に「賜」の一文字。
中身は、銀紙に包まれた10本の煙草。
煙草一本一本の中央に、金色の菊の御紋がある。
その味は…マイルドな味に慣れている私にとっては、頭がくらくらするくらい強い。
JTが皇室用に特別にアレンジされていると聞いていたが、ホープとピースの間の感じか…
しかし、ピースほどの深い香りはない…
その煙草をふかしながら、いろいろなことが頭をめぐった…
♬恩賜の煙草頂いて、明日は死ぬぞと決めた夜は・・・♬(空の勇士 大槻一郎作詞 蔵野今春作曲)♬
明治維新から大正と富国政策、日清、日露戦争そして大東亜戦争へ
欧州列国の植民地支配のアジアからの排除を趣旨として、深い深い戦争状態へ突入していった。
米国との開戦は大きな判断ミスであったであろうが、神輿に乗せられてしまった天皇陛下も御本意ではなかったであろう。
御国の政策とはいえ、明日は魂を御国のためにささげた大日本帝国軍人たちには、心から敬意を表したい。同時に忘れてはならないのは、一般国民も同じように御国のために精一杯汗を流し、血を流したのである。
私は愛国者であるが、戦争は反対…
しかし、日本民族の悠々たる伝統と文化は、世界平和のために守り続けなければならない。
そして、思いがめぐったのは、天皇継承問題。
この問題はかなり複雑なようで、有識者の間でもかなり意見が分かれている。
皇室はどう考えているのであろうか…
国の象徴とはいえ、二千数百年の歴史を持つ天皇家である。
時代時代に即して変化してきたのも事実であろう。
憲法改正とともに、世界の中で日本国がこれからどうあるべきなのかをしっかり見極めて、論議し改正していって欲しいものだ。