黒川検事長が今月、産経記者や朝日社員と「賭けマージャン」か…週刊文春報道

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

黒川弘務・東京高検検事長
黒川弘務・東京高検検事長

 「週刊文春」の電子版は20日、黒川弘務・東京高検検事長(63)が緊急事態宣言下の今月中に、産経新聞と朝日新聞の記者らと賭けマージャンに興じていたとする疑惑を報じた。

 電子版は、「接待賭けマージャン」の見出しで、黒川氏が1日夜から2日未明と13日、産経の記者2人と、朝日社員の元記者1人と、産経記者の自宅マンションでマージャンに興じたなどと報じた。産経関係者の証言として、黒川氏が以前から賭けマージャンをしていたとも記している。

 黒川氏は1983年に検事任官。法務省の官房長や次官を歴任し、昨年1月、東京高検検事長に就いた。今年2月に63歳の定年を迎える予定だったが、直前の1月末、政府が半年間の勤務延長を閣議決定した。

 野党などは、黒川氏の勤務延長と絡め、検事総長や検事長らの「定年延長」を政治判断で可能にする検察庁法改正案を批判し、改正案は今月18日、今国会での成立見送りが決まった。

 東京高検は「報道の詳細を確認しておらず、コメントできない」としている。

 産経新聞社広報部は「取材に関する事柄については、お答えしません」とする一方、井口文彦・東京編集局長は20日夜、「取材過程で不適切な行為が伴うことは許されないと考えています。そうした行為があった場合には、取材源秘匿の原則を守りつつ、社内規定にのっとり適切に対処します」との見解を公表した。

 朝日新聞社広報部は、50歳代の男性社員が黒川検事長らとのマージャンに同席していたことを認めた上で、「金銭を賭けていたかどうかは調査中。勤務時間外の個人的行動ですが、不要不急の外出を控えるよう呼びかけられている状況下でもあり、極めて不適切な行為でおわびします」と回答した。

スクラップは会員限定です

使い方
「社会」の最新記事一覧
記事に関する報告
1231095 0 社会 2020/05/20 20:03:00 2020/05/21 10:03:27 2020/05/21 10:03:27 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/05/20200520-OYT1I50052-T.jpg?type=thumbnail

主要ニュース

セレクション

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)