国民栄誉賞、過去の辞退者は3人

2017年12月14日7時0分  スポーツ報知
  • 2013年に国民栄誉賞を受賞した長嶋茂雄氏と松井秀喜氏

 政府は13日、将棋の羽生善治竜王(47)と囲碁の井山裕太7冠(28)に国民栄誉賞を授与する方向で検討に入った。国民栄誉賞ってどんな賞? どんな人が受賞するの? 素朴な疑問をまとめた。

 Q 国民栄誉賞の表彰規定は?

 A 「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績があったものについて、その栄誉を讃(たた)えること」という定義が記されています。

 Q 受賞対象者は?

 A 国籍は不問。故人も対象で、没後受賞も12人います。また11年のなでしこジャパンのような団体も可です。

 Q どうやって決まるの?

 A 基本的に首相の発案です。その後内閣府で検討の上、正式発表という流れ。

 Q 過去には「政権の話題づくり」との指摘もありましたね。

 A 世論の動向などを見て政府が最終的に判断するため、不透明さが残るのは否めません。「選挙を控えた人気取りだ」との批判もありました。

 Q 賞金は出るの?

 A 慣例では100万円相当の物品が贈られることになっています。なでしこジャパンは受賞者が35人もいたので、1人あたり3万円相当の熊野筆セットでした。

 Q 辞退者はいるの?

 A プロ野球・福本豊氏、イチローと、作曲家の古関裕而氏(遺族が辞退)の3人。福本氏の「そんなんもろたら立ちションでけへん」は球史に残る名文句です。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
社会
今日のスポーツ報知(東京版)