香港に再上場 中国博奇
■中国博奇環保(中国の環境装置大手) 香港取引所に株式を上場した。2007年に中国本土系企業として初めて東京証券取引所1部に上場したが、株価低迷を理由に12年に上場を廃止した。発電所向けの脱硫装置などを手掛ける。
東証上場時は業績不振が続き、一部メディアからは不正経理の疑いも指摘されていた。MBO(経営陣が参加する買収)を通じて上場を廃止したが、買い取り価格が公募価格の10分の1以下にとどまり、投資家の批判を浴びた。
香港上場で調達した資金は汚水、土壌処理など新規事業やM&A(合併・買収)などに充てる見込み。17年1~9月期の売上高は前年同期比13%減の7億9800万元(約135億円)、純利益は89%減の1000万元にとどまっている。
(北京=張勇祥)