野党も「大きな塊」で「派閥」活発化か 立憲初の代表選がもたらしたものとは

合流新党の代表・党名選挙で泉健太氏(右)と手を取り合う新代表となった立憲民主党の枝野幸男代表=東京都内のホテルで2020年9月10日午後2時26分、竹内幹撮影
合流新党の代表・党名選挙で泉健太氏(右)と手を取り合う新代表となった立憲民主党の枝野幸男代表=東京都内のホテルで2020年9月10日午後2時26分、竹内幹撮影

 立憲民主、国民民主両党の合流を巡り、合流新党(149人)に参加する有力議員らが率いるグループの動きが活発化している。安倍晋三首相の後任を決める自民党総裁選(14日投開票)を巡り、存在感を示そうと躍起な派閥の動きと重なる。旧民主党時代も、複数の党内グループが主導権争いを繰り広げた。与野党を問わず、「大きな塊」には「派閥」政治がつきものなのか--。

 「圧倒的な支持を得て、党内を一つにかちっとまとめた形で、この代表選を勝ち抜くことが必要だ」。9月8日正午、国会内の会議室。赤松広隆衆院副議長は自身のグループの会合に、代表選(10日投開票)を戦っていた枝野幸男・立憲代表を招いて激励した。枝野氏は「立憲の立ち上げもサンクチュアリの皆さんがいたからこそ、(2017年衆院選で)大躍進が実現できた」と謝意を表し、改めて赤松氏に新党運営や代表選への協力を依…

この記事は有料記事です。

残り1026文字(全文1400文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月