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【J1名古屋】不在中1勝3敗 フィッカ監督が新型コロナ復帰勝利誓う「戦う集団に戻すことは困難ではない」

2021年5月14日 19時35分

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新型コロナウイルス感染から復帰し、オンライン会見で笑顔を見せるフィッカデンティ監督

新型コロナウイルス感染から復帰し、オンライン会見で笑顔を見せるフィッカデンティ監督

 名古屋グランパスは15日のJ1次節で清水戦(アイスタ)に臨む。新型コロナウイルスから回復したマッシモ・フィッカデンティ監督(53)は、この試合で5試合ぶりに現場復帰。14日にオンライン取材に応じ、回復までの経過を振り返りながら、不在期間に1勝3敗と停滞したチームの立て直しに自信を見せた。14日は愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで非公開練習した。
 フィッカデンティ監督は、この日のJリーグエントリー資格認定委員会で清水戦へのエントリーが承認された。「明日(15日)からまた戦っている姿をファミリーに見せていきたい」と時折笑顔を見せながら、元気な姿を印象づけた。
 4月29日の川崎戦前に喉の痛みを訴え、その後陽性が発覚。発熱はなく、大一番の試合前だったが「サッカーはあまりに大事だが、コロナと暮らす中でおろそかにしてはいけない」と申告。素早い検査、隔離により、感染拡大を防止した。
 幸い、最初の症状から悪化はしなかったが、不安もあった。療養中の検査においては、ウイルス量の数値が他の陽性者に比べても多かったという。療養長期化や症状の悪化が頭をよぎり「メンタル的な部分がきつかった」と振り返った。
 不在の期間、チームは1勝3敗と奮わず、優勝戦線から後退した。「いつもと明らかに違ったプレーを見て、残念な部分もあった」。一方で「選手のことはよく知っている。また戦う集団に戻すことはそんなに困難ではない」と語った。
 シュート0本に終わった鹿島戦から中2日での清水戦は、いきなり手腕が問われる。「やりきるモチベーションは2週間前よりはるかに大きなものを持って帰ってきた」。指揮官の“復帰星”で、再び上昇気流に乗る。

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