新たに始めた「お笑いユニット」

YouTube、TikTok、ライブで活躍中のお笑いユニット「ナナしの娘」の、しのざきさん(右)と住吉さん

YouTube、TikTok、ライブで活躍中のお笑いユニット「ナナしの娘」の、しのざきさんと住吉さん(左)

 実はこのインタビュー、お笑いユニットの相方・住吉奈々美さんも同席していた。住吉さんは元吉本興業所属の芸人で、しのざきさんの後輩にあたる。2021年、新たに結成したユニットについて話を聞いた──。

──相方の住吉さんには、しのざきさんにどんな連絡をしたんですか?

住吉:もともと私はしのざきさんの後輩芸人で、彼女が引退してからも「この人をいつかまた世の中に引っ張り出したい」と勝手に考えてたんですよ。それで私はダンスセラピストをやっているので、「ダンスのオリジナルソングを作ってほしい」と連絡したら、「コンサートを開いてほしい」と逆に頼まれちゃって……。

──コンサート?

しのざき:そう。私くらいの世代の女性って、子育てやら介護やらで自分の時間がなかなか持てない。しかもこの年齢になると、例えば人気男性アイドルのコンサートに行ったところで客席で浮いちゃいます。だから私たち世代が中心になって楽しめ、自分というものを少しでも取り戻せる場所があったらいいなぁと考えて、「そういうコンサートをやって」と頼みました。

住吉:私はこの人を引っ張り出す目論見があったから、すかさず「しのりんが自分でやったらいいんじゃない?」と返して、「じゃあ一緒にやろうか」というふうに。それで2018年にお笑いコンビ「ナナしの娘」を結成しました。

──しのざきさんは「もう芸能界には戻らない」とホクロまで取ったわけですから、復帰は悩みませんでしたか?

しのざき:ブスキャラを背負ったときの使命感と一緒で、「誰かのためになるなら」ですよね。育児や介護を日々頑張っている人たちに少しでも自分の楽しみを取り戻してほしい。そのお役に立てるなら、また芸能活動をやろうと決めました。

住吉:昔、この人の「ほかの人が笑われないように、私がブスの1位になりたい」という言葉にすごく感動したんです。改めて私のエゴではなく、やっぱり彼女は現代に必要な存在だと感じて、誘いました。

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