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みずほに追加の報告命令 短期間に3回、相次ぐ障害で―金融庁

2021年03月11日21時29分

 金融庁が、みずほ銀行で3日と7日に発生したシステム障害に対し、それぞれ銀行法に基づく追加の報告命令を出していたことが11日、分かった。2月28日の大規模障害でも報告を命じていたが、8日間で障害を3度繰り返した事態を重く見た。金融庁が短期間に3回の報告命令を出すのは異例で、厳しい行政処分が避けられない情勢だ。
 命令の対象は、みずほ銀行と親会社の
 みずほ銀では、2月28日に現金自動預払機(ATM)全体の8割を停止させる大規模システム障害が発生し、金融庁が両社に対し報告命令を発出。両社は今月末の報告期限を見据え、原因究明と再発防止策の策定を進めていた。
 その最中の今月3日、今度はハードウエアの不具合でシステム拠点をつなぐネットワークが寸断。28カ所のATM29台が停止し、預金通帳やキャッシュカードが一時取り込まれたままになった。さらに7日には、カードローンのプログラム更新作業時のエラーにより、ATMとインターネットバンキングを通じた定期預金の預け入れができない事態が一部で起きた。金融庁は、繰り返し発生した障害の原因などを厳しく問う方針だ。

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