ウクライナ、南部ザポロジエで「戦術的進展」 米分析

4日、ウクライナ南部ザポロジエ州で、ロシア軍に向けて迫撃砲を発射するウクライナ兵(ロイター=共同)
4日、ウクライナ南部ザポロジエ州で、ロシア軍に向けて迫撃砲を発射するウクライナ兵(ロイター=共同)

ウクライナ軍は5日、南部ザポロジエ州のアゾフ海付近の重要都市、メリトポリ方面に向かう攻撃作戦を継続していると発表した。米戦争研究所によると、ウクライナ軍は4日の同州西部での作戦で戦術的に重要な進展を得た。

同研究所の画像分析によると、ウクライナ軍は同州西部の2カ所で前進が確認された。マリャル国防次官はメリトポリ方面に向かう作戦などで成功があったと述べた。

一方、ウクライナのクレバ外相は4日、ロシア軍による攻撃でイラン製無人機シャヘドがルーマニア領内に墜落した「証拠写真がある」と主張した。ルーマニア国防省は直接的な軍事的脅威はなかったと否定している。

北大西洋条約機構(NATO)加盟国のルーマニアがロシアの攻撃を受けた場合、NATOが全加盟国に対する攻撃とみなして戦線が大幅に拡大する可能性がある。(共同)

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