「ひぐらしのなく頃に」制作ロングインタビュー第5弾


(竜)竜騎士07氏[サークル代表・シナリオ・原画]/(八)八咫桜氏[スクリプト担当]/(BT)BT氏[07th ExpansionHP管理人]
※文中敬称略 ※構成は編集部によるものです。

※本特集は「ひぐらしのなく頃に 解」全編読了済みの方を対象に構成しておりますことをあらかじめお断り致します。
より純粋に本作をお楽しみになりたい方は、発売中のシナリオをプレイ後に本記事を読まれることを強くお勧め致します。


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−さて、長いインタビューの最期として、締めの質問として伺いたいんですが、皆様にとって「ひぐらしのなく頃に」という作品はどんな存在でしょうか? 
[BT]:………難しい質問ですねぇ。 
[竜]:ホームページがえらいことになって大変!とか。  
[BT]:……思いのたけを言うならば、梨花ちゃん萌え〜(笑) 
(一同爆笑)
[竜]:梨花ちゃん好きだったら是非とも「ZERO-0-」の3をやるべきです。おかっぱの巫女さんばっかりわらわら出てくる(笑)。でもまずいなぁ、次梨花ちゃんいませんよ。 
[BT]:ナニー!!梨花ちゃんを出せー!(笑) 
(爆笑)
[BT]:…それは置いておいて、ここまで大きくなったのは本当に凄いことだと思います。未だに何だか信じられないですね…。 
−八咫桜さんは? 
[八]:本当に子どものようなものですね。苦労して苦労して本当に大きくなった!というところですね。あとニャリ(笑) 
−竜騎士さんいかがですか? 
[竜]:今まで作ってきた中で一番大きな作品ですので、仮に私が交通事故にあったりして、完成できなかったら非常に心残りだったと思うんです。酷いたとえですが、仮に今、交通事故で死んでしまっても成仏はできるな、という段階まできた感じ。第7話前、第8話前で死んでしまったら成仏できないので……この4年半は短くなかったですね。 
−ひぐらしを書いていた4年半はどんな時間でしたか? 
[竜]:私もこの年まで生きてきて色んな時間がありましたが、今まで生きてきた中でも本当に濃密な4年半でしたね。本当に一生忘れられない時間だったとおもいます。逆にこれだけ楽しい4年半だったからからこそ、次の作品ももっとがんばりたいと思いますが。 
[BT]:ひぐらしという作品は、なんと言うか一つの奇跡、でした。もちろん竜騎士さんのがんばりが非常に大きいのですが、我々3人のうち1人欠けてもこういう形にはならなかったんじゃないかと思いますし、もちろん、音楽家の皆様や他の大勢の方、ファンの方の支えがなければ、ひぐらしという作品はなかったんじゃないかと、沢山の人たちの気持ちが結実して出来た奇跡だったんじゃないかと 
[竜]:そうですね。実際daiさんがいなければ『you』はなかったわけだし、pre-holderさんがいなかったらフレデリカの空間はすべてなかったかもしれない。BTさんがいなかったらHPも体験版もなかったし、八咫桜さんがいなかったらスクリプトがないし、私がいなかったらひぐらしそのものが無いですし。 
[BT]:そしてもちろんファンの方々の応援がなかったら…。 
[竜]:うちはカードゲームサークルだった(笑)。 
(一同爆笑)
[竜]:感想のメールが来たから、ああ、見てくれる人が居るんだと思って続きをつくってこられた、という事はありました。もしも反響がなかったら、やさぐれて止めていたかもしれません。 
−さて、今後のご予定ですが、次回冬はファンディスクとうかがっていますが 
[竜]:ファンディスクというか、おまけディスクです。本当に余力で作る簡単な作品ですし、ひぐらしの世界が気に入っている方に、こんなのもどうですかという形で提案するちょっとしたものになると思います。買わなかったらひぐらし世界の秘められた謎がとけないというようなものではなく、気楽な作品。あくまで次の夏までの休暇というか、息抜きのような感じでやろうと思っています。 
−あえて言うなら圭一×魅音と赤坂×梨花でおねがいします。 
(一同笑)
−その次、次回作の構想は考えておられますか? 
[竜]:それは水面下で進めていて、舞台設定、ひぐらしでいうところのルールX,Y,Zにあたるものを構築し終わって、今「ゲーム盤」を描きはじめているところです。その上で動くコマについても合わせて作り始めているんですが、コマ自体はまだあまり出来ていない…まだキーマンをひとりぐらい。ルール自体はほぼ作り終わったので、そのルールにそってどのように作っていくか考えているところです。 
−お話頂ける範囲で教えていただきたいのですが、どんな感じの作品になるのでしょう? 
[竜]:多分また“多層世界”もの、同じ舞台を何回も巻きもどして繰り返していく、それらを重ねて見る事で一本のシナリオでは見えないものが見えてくる、そういった形になると思います。ひぐらしをやっている方なら違和感なく理解していただけるような世界になるんじゃないかなと思いつつ、世界観やキャラクターは全然違うものになる、そういう感じでしょうか。その辺を決めるためにこの10月に取材に行こうと思ってます。 
−世界観を決めてから取材に行く訳ではなく、決めるために取材をするのですか?  
[竜]:やはり実際に行って、その場の空気を吸ってみないと分からない事が多いですから。白川郷は行ってみて、自分の想像以上に素晴らしい所だったので「このままいける」と思ったんですが、今度も行ってみないことには分からないですね。 
−一応予定では、発表は来年の夏ということになりますでしょうか? 
[竜]:そうですね。来年の夏に新シリーズをスタートしたいですね。頑張ります。 
−楽しみに待たせていただきます。さて「ひぐらしのなかせ方」というタイトルで2年半、皆様にインタビューさせて頂いたのですが、今回最終回ということで、最期に本誌読者の皆さんに一言いただけますでしょうか。 
[竜]:今年の冬におまけディスクは出ますが、一応今回で「ひぐらしのなく頃に」という物語は完結となりました。一番長い方で4年半、おつき合い頂きまして本当にありがとうございました。しかし、まだまだ07th Expansionと竜騎士07は書きたいものがあり、書くことの楽しさから卒業するつもりはありませんので、よろしければ次回作もおつき合いいただければ嬉しいです。 
−ありがとうございました。 

 

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『ひぐらしのく頃に 解 目明し〜祭囃し編』

■発行日    :2006年08月13日
■サークル   :07thExpansion
■区分     :一般
■サイズ    :CD-ROM 1枚
■価格     :1050円(税込)
■アイテムID  :040000092400

何を語るべきか、何を書くべきか思い悩んでみるものの、何を書いても蛇足になってしまいそうだし、何を言っても作品の余韻を壊すものになってしまう。
ただ今までを楽しんできた貴方ならば、この終わりを笑顔で迎えられるだろう。そう思い、願って止まない。
そしてこのページの更新の最後に一言だけ。
”作品を作った全ての人に、作品を愛する全ての人に、ただ一言『ありがとう』と伝えたい。”

Commented by Ribounder M (虎の穴)

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『ひぐらしのく頃に 解 目明し〜皆殺し編』

■発行日    :2005年12月30日
■サークル   :07thExpansion
■区分     :一般
■サイズ    :CD-ROM 1枚
■価格     :1050円(税込)
■アイテムID  :040000092400

長く長き物語も、いよいよ終りへあと数歩。
遠く遠き話の末に、いよいよ映出し真実は、さては、甘きか、酸っぱきか。
七と重ねるこの話、語るは一人の幼い女。
そのあどけなき笑に潜むは、長長時の縦皺か、遠遠日々の厭世か。
ついに終わりの一欠けら、解の末瀬の物語。いざ来る祭りの轟を、いざや、嗤いて待たんとす。

Commented by Ribounder M (虎の穴)  

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『ひぐらしのく頃に 解 目明し〜罪滅し編』

■再入荷日 :2005年09月18日
■サークル : 07thExpansion
■区分   :一般
■サイズ  :CD-ROM 1枚
■価格   :1050円(税込)
■アイテムID:040000084938

二人の手により語られるこの物語は、悲しき最初の惨劇の、解の大きな欠片。
許しを願い許しを望む、それすら苦痛であったとしても、
ただ愛した。仲間との幸せを願って。
ただ祈った。この罪が償える日が来ることを。

Commented by Ribounder M (虎の穴)  

『ひぐらしのく頃に 解』

■再入荷日 :2005年02月10日
■サークル :07thExpansion
■区分   :一般
■サイズ  :CD-ROM 1枚
■価格   :1050円(税込)
■アイテムID:040000075566

いくつかの答えがここで明かされ、あなたが抱えるいくつかの問いに明かりが灯るに違いない。けれど、これはあくまで解の序。すべての闇が払われるのはまだまだ先の物語。

Commented by Ribounder M (虎の穴)  

『ひぐらしのく頃に』

■入荷日  :2004/11/上旬
■サークル :07thExpansion
■区分   :一般
■サイズ  :CD-ROM 1枚
■価格   :1575円(税込) 
■アイテムID:040000071273

今、最も熱いゲームとして注目を集めるサウンド・ノベル。
雛見沢村という寒村に越してきた主人公と、個性的かつ魅力的な登場人物達とが織り成す日常と、村の祭りを期に訪れる連続失踪事件という推理ホラー要素に中毒者を多数出している。


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