NTTデータは10月27日、福岡県の西日本シティ銀行から基幹系システムの開発・運用アウトソーシングを受注したと発表した。両社は同日、アウトソーシングに関する基本契約を締結。契約期間は2007年1月から8年間で、契約金額は総計500億円程度になる見通し。

 基本契約に基づき、NTTデータは西日本シティ銀行の連結子会社であるNCBコンピューターサービスの発行済み株式の70%を取得。社名を「NTTデータNCB(仮称)」に変更した上で、同社を通じて西日本シティ銀行向けシステム開発・運用のアウトソーシングを請け負う。株式譲渡は今年12月を予定している。

 西日本シティ銀行は現在、NTTデータが開発した勘定系システムを日立製作所製メインフレーム上で動作させている。同行はNTTデータが提供する「地銀共同センター」への参加を表明しており、この計画自体は変更しない。ただし、具体的な移行時期は未定である。