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J1名古屋、2024年シーズン始動で初練習 長谷川監督、34人中13人が新戦力もシステムなど変更せず「リーグ王者を目指す」

2024年1月13日 17時21分

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 J1名古屋は13日、2024年シーズンを始動し、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで初練習を行った。所属34選手のうち、アジア杯日本代表にトレーニングパートナーとして同行中のFW貴田遼河(18)を除く33人が約1時間半、汗を流した。長谷川健太監督(58)は、新加入選手が多いチームでも基本となる戦術やシステムを変えないと明言し、個性豊かな新戦力のアピールを期待した。

チーム練習が始まり、ランニングする名古屋イレブン。中央は山岸


 肌を刺す朝の冷気が、新鮮な気持ちを増幅させる。34人のうち、4割近い13人が新加入。長谷川監督は「リーグチャンピオンを目指す」と目標を宣言。「基本的なスタイルは変わらない。みんなでハードワークしてゴールを(狙う)」とも語り、中谷ら昨季の主軸が抜けたDFラインも3バックを継続する方針を示した。
 攻撃陣はまさに多士済々。189センチの長身を武器に昨季京都で10得点のFWパトリック、福岡で2年連続2ケタ得点と安定して結果を出しているFW山岸祐也が移籍加入。指揮官はリーグ戦で54試合の間、途中出場した選手の得点がない現状を指摘し、実力者の補強で「誰が出てもしっかり得点が取れるよう、攻撃陣も層が厚くなったのでは」と語った。
 ウイングバックには小野雅史(27)や中山克広(27)、元日本代表のレフティー山中亮輔(30)らが加わった。監督のリクエストは「特長のある選手」。約6週間のプレシーズンで、ドリブルや左足キックといった個性の発揮を指令した。
 各ポジションをバランスよく補強し、前線も中盤も「いろんな組み合わせができる」と語る。「ファミリー(ファン、サポーター)の皆さんも期待していると思う。いいキャンプをして、いい準備をしていいシーズンを送れるよう戦っていきたい」。選手の大幅な入れ替えも追い風にし、3年目のスタートを切る。

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