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天神大牟田線物語

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【天神大牟田線物語】(15)幻の熊本延伸計画と副産物

2017年08月17日 03時00分 更新

記者:西鉄広報課・吉富実氏


  • 那珂川を渡る500形車両。快適な高速走行が自慢だった=1950年ごろ撮影(山本魚睡コレクション)

  • 500形車両の「連接構造」は小田急ロマンスカーに採用された

 天神大牟田線を建設した九州鉄道は1942(昭和17)年9月、戦時下の統制経済政策の一環で、福岡県内の3社とともに路面電車の北九州線(2000年全廃)を敷設した九州電気軌道と合併されました。九州電気軌道は本社を小倉市から福岡市に移し、社名を変更します。こうして誕生したのが西日本鉄道です。

 他に合併された3社は、博多湾鉄道汽船(貝塚線やJR香椎線を経営)、筑前参宮鉄道(国鉄勝田線)、福博電車(路面電車の福岡市内線)です。

 さて、国土交通省の統計などでグループ分けされる「大手民鉄16社」で、50キロ以上の鉄軌道路線があり、一つの都府県で完結しているのは西鉄1社です。その西鉄に、幻となった県外延長計画がありました。










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