米パンナム機爆破で男拘束 リビア元情報機関員

1988年12月、英北部スコットランドで墜落した米パンナム機を調べる調査員ら(AP=共同)
1988年12月、英北部スコットランドで墜落した米パンナム機を調べる調査員ら(AP=共同)

270人が死亡した1988年の米パンナム機爆破事件で、米司法省は11日、爆発物製造に関与した疑いで訴追していたリビアの元情報機関員を拘束したと発表した。近くワシントンの連邦地裁で公判にかけられる。欧米メディアが伝えた。

拘束されたのはマスード容疑者で、爆発物の専門家。先月リビアで武装組織に連れ去られたと地元メディアが報じており、身柄確保の経緯は明らかになっていない。

事件で米当局は、別のリビア元情報機関員2人を訴追し、オランダで裁判が開かれ、1人は英国で収監後に病死、もう1人は無罪となった。マスード容疑者は米法廷で裁かれる初めてのケースとなる。

AP通信によると、マスード容疑者はカダフィ政権の崩壊後のリビアで当局に拘束され、爆弾を製造してパンナム機を爆破したことを2012年に認めた。爆破はリビア情報機関の命令によるもので、カダフィ大佐からも感謝されたと供述したという。(共同)

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