米外交官退去でロシア批判 国務省「いわれない」

米財務省=ワシントン(共同)
米財務省=ワシントン(共同)

米国務省のミラー報道官は14日、ロシア政府が在モスクワ米大使館の1等書記官ら計2人の国外退去を通告したことについて「いわれのないものだ。ロシアがまたしても建設的な外交よりも対立を選択した」と批判し、遺憾を表明した。

ミラー氏は「(2人は)合法的な仕事をしていただけだ」と強調。ロシアが米大使館員への嫌がらせを続けているとし「適切に対応する」と述べた。

ロシア政府は2人について、外国と秘密裏に協力した罪で起訴された極東ウラジオストクの米領事館元職員ロベルト・ショノフ氏に情報収集を依頼したことが「外交官にふさわしくない不法行為」と判断。「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」を通告した。(共同)

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