ドコモ、新動画配信「レミノ」4月12日から dTVを改称

NTTドコモの新動画配信サービス「レミノ」のアプリ画面
NTTドコモの新動画配信サービス「レミノ」のアプリ画面

NTTドコモは6日、同社の動画配信サービス「dTV」を4月12日から「Lemino(レミノ)」に改称してリニューアルすると発表した。ドコモの映像配信サービスとして初の広告付きの無料視聴に対応したほか、視聴した感想をフォロワーらと共有できる会員制交流サイト(SNS)の要素も備えた。ただ有料会員料金はdTVの月額550円から990円に値上げとなる。

レミノは「韓流・アジア」や「アニメ」、「国内ドラマ」など各ジャンルの映像をスマートフォンやパソコンなどで視聴できるサービス。有料会員にはこれまでのdTVの2倍弱に当たる18万本が提供される。dtvの契約者は「レミノプレミアム」を9月30日までは550円のまま利用可能。無料会員も注目度の高い独占配信のスポーツ中継や音楽ライブなどが視聴できるという。

サービス名は「Let me know」の略で「何か面白い(動画)を教えて」という意味を持つという。ドコモの小林智執行役員は「動画配信サービスの競争が激化しており大きな改革が必要と判断した」と説明した。dTVはレミノに改称されるため廃止となるが、アニメ専門の「dアニメストア」は今後も継続する。

一方、ドコモは、レミノのほかYouTubeプレミアムとネットフリックスなど5つの動画配信サービスをドコモの携帯電話回線とセット契約した場合、最大20%の「dポイント」が還元される特典「爆アゲセレクション」を4月1日から始めることも発表した。

すでにドコモはディズニープラスとDAZN(ダゾーン)フォードコモについてはdポイント還元を実施しており、レミノの有料会員とネットフリックス、YouTubeプレミアムが追加された形だ。

動画配信サービスごとに提供開始日は異なり、ディズニープラスとダゾーンフォードコモは同1日から、ネットフリックスは4月5日から、レミノプレミアムは同12日から、YouTubeプレミアムは同下旬以降となっている。

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