ニュースリリース

　アサヒグループホールディングス株式会社（本社 東京、社長 泉谷直木）は、当社の100％子会社であるカルピス株式会社（本社 東京、社長 山田藤男）が持つ国内飲料事業および営業部門を、吸収分割の方式により、同じく100％子会社のアサヒ飲料株式会社（本社 東京、社長 本山和夫）に、本年9月1日、移管統合いたします。

　具体的には、カルピス社の国内飲料事業（コンク＜希釈用＞飲料、ギフト製品、ストレート飲料、外食チャネル向け飲料）および営業に関する組織、さらに付随して必要となる物流機能、間接機能の一部を、アサヒ飲料社に移管統合するものです。

　これにより、アサヒ飲料社は、「三ツ矢」、「ワンダ」、「十六茶」等、引き続き「アサヒ」ブランドの製造販売を行うとともに、アサヒ飲料社内に新たに「カルピス営業本部」を設置しコンク「カルピス」、「カルピス」ギフト、「カルピスウォーター」、「カルピスソーダ」、等、「カルピス」ブランド製品およびその他カルピス社製品のマーケティング・販売を承継し、全体の成長戦略と効率的な販促投資による収益性の向上を推進することにより、「アサヒ」、「カルピス」両ブランドの価値向上に取り組んでまいります。

　また、カルピス社については、業務用事業（原液部門、加工用原料部門）、乳製品事業、海外飲料事業、飼料事業、ダイレクトマーケティング事業（健康食品などの通信販売）、および国内飲料事業の生産機能、研究開発機能を担う事業会社となり、グループ内で本領域において既存事業の成長と新規事業の育成により、「カルピス」ブランドの価値向上を目指していくことになります。

　アサヒグループホールディングス社は、2012年10月にカルピス社を920億円で買収。その後、物流やＩＴシステムなどの統合を進めるとともに、「カルピス」ブランドのグループ内での活用を進めてきました。 チルド事業においては、当社100％子会社である株式会社エルビー（本社 埼玉、社長 尚山勝男）とカルピス社の業務提携により、エルビー社においてカルピス社のチルド・ＬＬ商品の生産・物流・販売を受託するほか、本年3月にはエルビー社から「カルピス」ブランドを活用したチルド飲料を発売しました。 また、当社100％子会社であるアサヒフードアンドヘルスケア株式会社（本社 東京、社長 唐澤範行）では、本年3月に「カルピス」ブランドを活用した「ミンティア」や袋キャンディなどを発売しています。

　本件の実施により、アサヒグループホールディングス社は、グループ飲料事業の成長スピードのより一層の加速を目指してまいります。

＜移管後の組織図＞