アスリートの魂(アスリートのたましい)は、NHK総合テレビジョン→NHK BS1で放送されているスポーツドキュメンタリー番組。
放送日 | 2015年7月30日(木) 1:30~ 2:15 |
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放送局 | NHK総合 |
陸上・十種競技のアジア王者・右代啓祐。196センチ 。今大きな課題と向き合っている。それは苦手の100メートル。メダル獲得への大きな挑戦。弱点にこそチャンスがあると考えてる。その苦闘をみつめた。
十種競技・右代啓祐。十種競技は走る・投げる・飛ぶの3つの要素で構成される。走る種目は100M・400M・110Mハードル・1500M。投げるは砲丸・円盤投げ・やり投げ。飛ぶは走り幅跳び・走り高跳び・棒高跳び。これを2日間で行う。勝者はキングオブアスリートと讃えられる。右代は日本人で初めて8000点を超えた。右代は「世界で戦いたいとい目標には近づいている」と語った。
東京・多摩市「国士舘大学」で右代は卒業した後とも母校で練習してる。右代は練習前にそれぞれの課題が書いてあるノートを見て練習に取り組む。110Mハードル・棒高跳びの課題を練習すり様子を伝えた。出来ないことがあれば課題を洗い出し徹底的に努力して乗り越える。このやり方でトップ選手まで上りつめた。右代は「努力の積み重ねが成果を生んでくれる」と語った。
最も力を入れてるのが100Mのタイムをあげること。リオ五輪でメダルを取るための最大の課題。3年前初めて出場したロンドン五輪の100Mでトップと1秒近く離された。メダルを取るには100Mの点差を縮めることが不可欠。広い歩幅で走る方法を模索してきた。100Mのコーチ青木誠一が自分で作った器具で練習をする。トレーニングの成果は着実にあらわれ去年のアジア大会の100Mで自己ベストを記録した。
オフの日久しぶりに家族と公園で過ごす。去年始めての子どもそらちゃんを授かった。2年前に結婚したちほさんは陸上の同級生。自分を成長させてきた右代の生き方を教えてくれたのは十種競技だった。
幼い頃から負けず嫌いだった右代は努力の結果が数字に現れる事が気に入り中学から始めた。3年生で身長が188センチになり走り高跳びを始めるが全国大会に行くことも出来なかった。転機は高校生の時、大町和敏監督にやり投げを進められ1日5時間の練習を続けみるみる上達した。さらに八種競技をやり高校総体で準優勝。右代は「自分の居場所が此処だったんだと確信した」と語った。
オーストリアのケディスでヨーロッパ十種競技大会が開かれた。世界ランク上位が集まるなか、まずは得意の投擲種目で会場の沸かせる。その後課題の100m走では長いストライドを心がけるも、後半に失速した。 原因はストライドの長さで、意識するがあまり負担が大きくなっているという。
右代はストライドの長さを変えずに、フォームを修正することに着手した。取材した日はインターバル走に取り組んでいた。「勝負は相手に勝つということじゃない。自分に勝つ」と意気込みを語った。
迎えた日本選手権。昨年この大会で自身のベスト記録を出しているが、現在は不調。「波に乗れない状況を打破するための大会だった。 」と振り返る。100mは結局順位は伸びず。タイミングが会わない状況だった。その後ハードル走や棒高跳びで挽回を見せる。しかしやり投げは自己ベストに遠く及ばず。しかし、なんとか全体通して8000点のラインはクリアした。
現在、リオ五輪に向けて再びスタートを切った。課題の数々をひとつひとつ乗り越えていく。
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