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盧大統領、1948年「済州島4・3事件」での国家権力の行使について謝罪

DATE
2006-04-06
盧武鉉大統領は4月3日、国家による「不法行為」の歴史を見直すべきであると語った。

盧大統領は、1940年代後半の米国による軍政に対する武装蜂起の過程で、軍や警察によって弾圧された数万人の犠牲者の慰霊のために訪れた済州島(行政区域としては済州道)で語った。

58年前に勃発した「4・3事件」の慰霊祭に韓国大統領が出席したのは初めてである。

盧大統領は、遺族を含む約1万人の参列者を前に、「武力衝突と鎮圧の過程で、国家権力が不法に利用されたことについて、政府は改めて謝罪する」と述べた。盧大統領が謝罪するのは、2003年10月に続き2度目である。

大統領は「歴史が誇れるものであれ、恥ずべきものであれ、明らかにする必要がある」と述べ、特に「国家の誤りであった場合には、その歴史の真相を究明すべきである」と強調した。

韓国の歴史学者や市民グループによると、1948年に勃発した暴動は7年間続き、当時の島民の3分の1にあたる約8万人の犠牲者が出たという。

犠牲者の大半は共産主義者として非難されたが、彼らは主に米国の軍政および韓半島の分断を招く米国主導の選挙に対して反乱を起こしたものであった、と大半の専門家はみている。

盧大統領は「国家権力はいかなる場合でも合法に行使されるべきであり、規範からの逸脱に対しては厳格に対応する必要がある」と述べ、また「謝罪や和解の前に、まずは不当に犠牲になった人たちの名誉を回復すべきであり、政府がなすべき最低限のことである」と強調した。

政府の特別委員会はこれまで、「4・3事件」によって合計1万2725人の島民が犠牲になったことを確認している。2000年8月に発足した委員会は、済州島に慰霊公園をオープンさせるなど、犠牲者の名誉回復のために様々な取り組みを行っている。

盧大統領は犠牲者の名誉回復の方法に関しては、政府構想に対する国民の支持を得ながら、段階的に取り組んでいくと語った。

大統領は「誰かを罰したり、不正行為を行ったものから何かを取り上げたり、といったことは考えていない」と語り、「望むことは、犠牲者の冤罪を晴らし、このような不幸な出来事が今後2度と起こることがないようにすることである」と強調した。

大統領は、平和と人権の重要性について再認識する機会となった「4・3事件」に対する国民の理解を高めるよう政府として取り組んでいく、と語った。
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