無人機「ロシア国内から」 空港攻撃、輸送機損傷

ウクライナのブダノフ国防省情報総局長はロシア北西部プスコフ州の空港であった攻撃について、ロシア国内から出撃した無人機によるものだと指摘した。情報総局が1日発表した。ブダノフ氏は「われわれはロシア領内からも活動している」と述べたが、無人機攻撃を実行したかどうかは明らかにしなかった。ロシアの抵抗勢力による攻撃の可能性もある。

ロシアでは8月29日から30日未明にかけて大規模な無人機攻撃があった。ブダノフ氏は、プスコフ州の空港でロシア軍の大型輸送機イリューシン76の4機が損傷したことを明らかにした。軍事貨物や空挺(くうてい)部隊の兵員輸送に使われていたため狙われたとの見方を示した。

プスコフ州の空港はウクライナから約700キロの距離。ゼレンスキー大統領は8月31日、自国の兵器で「700キロ先の目標を攻撃することに成功した」と通信アプリに投稿。ウクライナからの攻撃との見方も出ていた。(共同)

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