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地球環境

火力発電熱効率の向上

(Update 2009/07/09)

 当社は、コンバインドサイクル(CC)発電や1,300℃級コンバインドサイクル(ACC)発電の導入など、 技術開発と改良を重ねながら火力発電熱効率の向上を追究し、化石燃料の使用量を抑えることで、CO2排出量の削減に努めてきました。

 世界最高水準の熱効率59%を達成する1,500℃級コンバインドサイクル発電(MACC発電)を、2007年6月に川崎火力発電所、2008年7月に富津火力発電所に導入しました。また、2016年度には、熱効率約61%を実現する1,600℃級コンバインドサイクル発電(MACC2発電)を川崎火力発電所に導入する予定です。

 また、石炭火力発電は経済性・供給安定性の面で優れており、当社は高効率な発電設備を導入するなど、環境面に配慮しながら活用しています。2003年より運転している常陸那珂火力発電所は、出力100万kWと国内最大規模の石炭火力発電所です。石炭火力としては最高水準の熱効率約45%を実現し、CO2排出抑制に貢献しています。

 このような取り組みにより、東京電力の火力発電全体の平均熱効率が1%向上すると、CO2排出量は年間約180万t削減されることになります。

 今後も、設備の効率的運用の継続や新技術の導入により、発電熱効率のさらなる向上を目指していきます。

火力発電熱効率

火力発電熱効率
熱効率は低位発熱量(LHV)換算。
低位発熱量(LHV)は、総合エネルギー統計(2004年度版)の換算係数を用いて高位発熱量(HHV)実績より推定。