山下良美さん、初の女性審判員に サッカーW杯
【ロンドン=共同】国際サッカー連盟(FIFA)は19日、11月に開幕するワールドカップ(W杯)カタール大会の担当審判員を発表し、日本から主審候補として山下良美さん(36)が入った。W杯で女性が審判員に選ばれたのは史上初で、主審候補は山下さんら3人。副審にも女性3人が名を連ねた。
山下さんは2019年の女子W杯や昨夏の東京五輪でも主審を務めた。男子の試合は21年にJリーグの公式戦で、今年はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で、いずれも女性として初めて笛を吹いた。
FIFAは過去の実績などにより主審36人、副審69人、ビデオ・アシスタント・レフェリー24人を選出。日本からは山下さんだけだった。主審候補は、選手交代の援助などを行う「第4の審判員」を務めることもある。