楽天の新外国人、ジャバリ・ブラッシュ外野手(29)は23日、巨人とのオープン戦(沖縄セルラー)の二回にオープン戦1号となるソロ本塁打を放った。巨人のエース、菅野智之投手からの一発に「もちろん、いい投手だと聞いていた。打ててよかった」と会心の当たりを振り返った。
二回先頭、カウント1-1から151キロの直球をとらえ左中間席へ。菅野も思わずため息をつくような一発だった。両足をそろえ、バットのヘッドを投手側に傾け一見すると不安定に見える打撃フォームだが、これも研究心の末に見つけたスタイル。以前は広いスタンスで構えていたが、2017年シーズン後にメキシコのウインターリーグで模索するうち「バランスがよくなって、頭のぶれが抑えられるようになった」と独特のフォームに磨きをかけてきた。2打席目も野上の緩いカーブをとらえ左前打と、好調をキープした。
平石監督も「甘い球をしとめてくれた。(菅野は)日本を代表する投手だから」と評価した。