スポーツ報知のメインコンテンツへジャンプ

◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇

◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇

スポーツ報知大阪版>野球>高校野球

ここからスポーツ報知のメインコンテンツです

石川慎不発、東大阪大柏原延長10回力尽きた…夏の甲子園第8日

8回無死、東大阪大柏原・石川慎が如水館・浜田の打球に飛びつくが捕れず

 ◆第93回全国高校野球選手権大会第8日 ▽2回戦 東大阪大柏原4―7如水館=延長10回=(13日・甲子園)初出場の東大阪大柏原(大阪)が延長10回、如水館(広島)の前に力尽きた。高校通算55本塁打の4番・石川慎吾(3年)は1安打に終わり、プロ志望を明言してノーアーチで聖地を去った。唐津商(佐賀)の北方悠誠(ゆうじょう=3年)は今大会最速の153キロを計測するなど、2戦連続2ケタKとなる10奪三振の力投も作新学院(栃木)に逆転負け。明徳義塾(高知)は習志野(千葉)に完敗した。

 最後まで打席が回ってくると信じていた。延長10回2死一、三塁で2番・末武雄貴が打ち取られ、ヘルメットをかぶったまま石川慎吾の夏は終わった。「自分が早い段階で打っていれば変わっていた。僕の責任です」。粘りも実らず、55発男は必死に涙をこらえた。

 何かが違っていた。全5打席で走者のいる場面で打順が巡ってきたが、“間”がうまくとれない。右打席に入る前、高々とバットを上げて「剣道のメンのように」下ろすルーチンがこの日はなかった。「余裕がなかった」。これが甲子園か。味方には失点につながる2失策が飛び出した。9回2死一塁から左前安打を放ったが、後続が満塁のサヨナラ機を生かせなかった。

 報告したい人がいた。小学生のときに所属した軟式野球の「野田ホークス」の団長で、石川慎が5年生だった1月に急逝した上田禎二さんだ。早くから才能を認めてくれ、「僕の野球の父です」と言い切るほどの恩師は、試合中に体調を崩してそのまま帰らぬ人になった。「恩返しのプレーがしたかった」と悔しさをにじませた。

 下馬評を覆して大阪を制し、全国1勝。念願の一発は出なくても、田中秀昌監督(54)は「よく引っ張ってくれた」とねぎらい、ナインの誰もが「慎吾のおかげ」と口をそろえた。「プロを志望します。感動を与えられるプレーヤーになりたい」。4万人に浴びた歓声を忘れず、スラッガーが次のステージを目指す。

 試合詳細

特集   ドラフト候補

(2011年8月14日10時11分  スポーツ報知)

この記事をlivedoorクリップに登録 この記事をYahoo!ブックマークに登録 楽天SocialNewsに投稿!
お薦めアイテム

YOMIURI ONLINE関西発

試合結果 (8月14日)
▼セ・リーグ
巨人
-
広島
14:00
ヤクルト
-
阪神
18:00
横浜
-
中日
18:00
▼パ・リーグ
日本ハム
-
ソフトバンク
13:00
楽天
-
ロッテ
18:00
オリックス
-
西武
13:00

データ

セ・リーグ

日程・結果 | 成績

交流戦

日程・結果 | 成績

記録

プロ野球各種記録

パ・リーグ

日程・結果 | 成績

オープン戦

日程・結果

PR

リクルートエージェント

転職
リクルートエージェント

スポーツ報知の出版物 スポーツショップ報知
報知新聞社出版局 スポーツショップ報知