同性愛を描いた絵画が切手に、フィンランドで9月発売

[ヘルシンキ 16日 ロイター] -フィンランドの郵便当局は、「トム・オブ・フィンランド」のニックネームで知られる同性愛者のアーティスト、トウコ・ラークソネンの功績を称え、彼の作品を絵柄にした切手を9月に発行する。
切手になるのは、タイトな革の制服を着て口ひげを生やした男性や、裸の男性を描いた絵画。
郵便当局者は今週発表した声明で、1991年に亡くなったラークソネンについて「世界的に有名なフィンランドのアーティストの1人。同性愛を力強く表現した彼の作品はそのジャンルで象徴的な地位を確立し、ポップカルチャーやファッションなどに影響を与えた」と評価した。
フィンランドは他の北欧諸国と異なり、同性婚を認めていないが、市民運動による呼び掛けによって、関連法案が審議のため議会に提出されている。

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