完了しました
同センターは「コロナによる落ち込みはあるが、どさんこプラザは全国でトップクラスの人気を維持している」とする。
どさんこプラザ増設は、コロナ禍で取引が減った道内の生産者や食品事業者の販路拡大を狙ったものだが、道食産業振興課によると、道外の商業施設側にも、ブランド力のある道産品を扱う店を誘致して売り上げ回復につなげようとする期待感があるという。
高まる需要
道外での道産品の販売はこれまで、百貨店での「北海道物産展」が大きな役割を果たしてきた。しかし、20年以降は新型コロナ対策で開催できなかったり、規模縮小を余儀なくされたりする事態が続いている。
この減少分を補うため、道は21年度、巣ごもり需要で客足が堅調なスーパーの店舗内に道産品の特設コーナーを設置してもらう取り組みを実施。昨年11月までに首都圏や関西、中国、四国地方で計5億9000万円を売り上げた。
首都圏の約80店舗で道産品の特設コーナーを設けた大手スーパー「東急ストア」(東京)は「旅行に行きにくくなったことで、店舗での各地の特産品への需要は高まっている。消費者の支持が高い道産品は集客にもつながる」と指摘する。
鈴木直道知事は7日の記者会見で、道産品の販路拡大について「反転攻勢が必要だ。生産者、取引先を失った方々を支援していく」と強い意欲を示している。
1
2