アニメ「マジンガーZ」の主題歌などを歌い、「アニメソングの帝王」として活躍した歌手の水木一郎さんが6日、肺がんのため死去した。74歳だった。東京都出身。所属事務所が12日、公式サイトで発表した。
発表によると、水木さんは昨年4月に肺がんを患い、入退院を繰り返しながら放射線治療や薬物療法を行い、1年7カ月にわたる闘病生活を送った。「生涯現役」を目標に治療とリハビリに励み、最後のステージとなった11月27日のライブでも笑顔を見せていたという。
水木さんは石川県とも縁が深かった。昨年5月10日、金沢市の県陸上競技場で行われたツエーゲン金沢の試合で漫画家・永井豪さん(輪島市出身)とのコラボ企画としてライブを実施。2019年には輪島市の永井豪記念館の10周年記念イベントで永井さんとのトークショーに臨んだほか、マジンガーZの主題歌を熱唱し、ファンを楽しませた。
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