山口組ナンバー2の弘道会会長を起訴 恐喝罪で
あいさつ料名目で男性から多額の現金を脅し取ったとして、京都地検は8日、暴力団山口組ナンバー2の弘道会会長、高山清司容疑者(63)を恐喝罪で起訴した。
地検によると、高山被告は「自分には関係ないことだ」と否認している。地検は「共犯とされる人物と被害者のやりとりが録音されるなどしており、(恐喝されたという)被害者の供述には信用性がある」としている。
山口組を巡っては、大阪府警が今月1日に暴力団対策法違反容疑でナンバー3の入江禎容疑者を逮捕。服役中の6代目組長、篠田建市(通称・司忍)受刑者を含めトップ3が不在になっている。
起訴状によると、高山被告は土木工事の受注などに関するあいさつ料名目で、2005~06年、山口組の淡海一家総長、高山義友希被告(53)=組織犯罪処罰法違反罪などで起訴=らと共謀し、京都市の建設業の男性(65)から計4千万円を脅し取ったとしている。〔共同〕