楽天、新型コロナ検査キットの販売を一時見合わせ
楽天は30日、新型コロナウイルスの感染の可能性が分かる遺伝子(PCR)検査キットの販売を一時的に見合わせると発表した。検査キットの開発や製造を手掛けるジェネシスヘルスケア(東京・渋谷)の経営体制の変更が28日に決まったことを理由にあげている。20日に企業や団体向けに発売した検査キットの性能は問題ないとしながら、楽天は販売した全商品を回収する。
楽天はジェネシスヘルスケア社の新たな経営体制を見たうえで、今後の再開などを判断していくとしている。
楽天の検査キットは、自ら採取した検体に新型コロナウイルスに特徴的な遺伝子が含まれているかどうか判定する。医療機関の検査とは異なり、陽性か陰性かという判断はできないため、利用する企業などは参考情報として扱うとしていた。日本医師会は「採取の方法が不適切であれば結果は信頼できず、混乱を招く」と懸念を示していた。
新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
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