ミサイルはウクライナから ポーランド着弾、検察確認

ポーランドのドゥダ大統領=7月、ワルシャワ(ロイター=共同)
ポーランドのドゥダ大統領=7月、ワルシャワ(ロイター=共同)

ポーランドのジョブロ法相は28日、昨年11月にウクライナ国境に近いポーランド東部に着弾したミサイルは、ウクライナが発射したものだと発表した。ポーランドメディアが報じた。ウクライナのゼレンスキー大統領が当初、ロシアの攻撃だと訴えたため、北大西洋条約機構(NATO)がロシアとの戦闘に巻き込まれると一時懸念された。

ジョブロ氏は「検察の調査で旧ソ連製のウクライナのミサイルだと確認した」と述べた。調査に対してウクライナから「何カ月も協力がなかった」と遺憾の意を示した。

ミサイルは村に着弾し、2人が死亡した。NATOやポーランドは当初からウクライナ軍の迎撃ミサイルの可能性が高いとの見方を示していた。

ポーランドのドゥダ大統領は「ポーランドへの攻撃や意図した落下ではなく、ウクライナが自国を防衛する中で起こった悲劇だ」とウクライナを擁護していた。(共同)

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