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<山田線>脱線車両 GW明け撤去へ

 2015年12月に宮古市門馬のJR山田線松草−平津戸間で普通列車(1両)が崩れた土砂に乗り上げて脱線した事故で、JR東日本盛岡支社は14日、線路上に残っていた車両を5月の大型連休明けに撤去する方針を示した。
 同支社によると、崩壊した斜面上部にある土砂搬出を今月中に完了させ、作業現場の安全を確保した上で、車両を重機で切断して運び出す。撤去には1カ月ほどかかる。
 積雪の影響で工事は約1カ月遅れているが、人員や作業時間を増やして9月に完工し、10月以降の運行再開を目指す。
 車両周辺に堆積した土砂については、今月中に撤去を始め、6月から崩壊斜面下部を安定させるためのくい打ち作業に入る。
 同支社の吉田幸夫設備部長は「夏ごろには具体的な再開時期を伝えられると思う。最後まで気を緩めず、安全に工事を進めたい」と話した。


2017年04月15日土曜日


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