６日午前８時４０分ごろ、岐阜県大垣市赤坂町の西濃鉄道市橋線で、ＪＲ東海道線の美濃赤坂駅に向かって南進していた貨物列車が脱線した。けが人はいない。

　大垣署によると、現場は美濃赤坂駅の北約７００メートルで、２４両編成の貨物列車の中ほどの３両が脱線した。現場に置き石などの形跡はなく、県警は線路の劣化などが脱線の原因だった可能性もあるとみている。

　西濃鉄道は貨物輸送専門で、地元の矢橋工業が近くの山で切り出した石灰石を毎日３便、美濃赤坂駅まで運んでいる。西濃鉄道によると、同駅でＪＲ貨物の機関車に付け替えて愛知県東海市の新日鉄住金へ運ぶ途中だった。

　（中日新聞）