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「“2ちゃんねる”には欠陥がある!」西和彦アスキー特別顧問――“2ちゃんねる西スレッドオフ会”開催


2001年8月13日

インターネット上の匿名掲示板群“2ちゃんねる”の“アスキーの西氏が取締役を退任”スレッド(掲示板)のオフ会が12日、東京・渋谷の(株)アスキー本社で開催された。西和彦アスキー特別顧問のほか、“2ちゃんねる”管理人のひろゆきさんなど、約50人が参加した。

西和彦アスキー特別顧問
西和彦アスキー特別顧問

第1部は、かつてアスキーが提唱したパソコン統一規格“MSX”について語り合い(別記事参照)、第2部では、“2ちゃんねる”そのものについての議論がなされた。

Java爆弾を送ってやりたい!

このオフ会で、西氏が何度も主張したことが2点ある。1点目は「“2チャンネルには”欠陥がある」ということだ。“2ちゃんねる”は匿名掲示板であり、利用者が意図しない限り、氏名やメールアドレスが公開されることはない。西氏自身はメールアドレスを公開しているが、匿名であることを「欠陥」としているわけではない。匿名自体には「賛成」だという。ただ、言われのない、事実と異なる中傷などに反論するためには、匿名でも何らかの方法でメールを送信できるなど、直接反論できるシステムが必要だとしている。

西氏は「“2ちゃんねる”は便所の落書きみたいなものだ。でも。実際の便所の落書きには連絡先が書いてある」と語る。もっとも、西氏は公開しているメールアドレス宛てに大量の“メールボム”(※1)やウイルスが送られてきたとし、「中傷しているヤツに、強力な仕込みJava爆弾のようなメールを送ってやりたい」と笑った。

※1 特定のアドレスに大量のメールを送信してサーバーをパンクさせるような攻撃。複数のメーリングリストに勝手に登録するなどの手法がある。

サーバーには残ります
「おい、牛丼2個も食うな! もう1000円払え!」「このスレッドが歴史に残る? 歴史には残らんけど、サーバーには残ります」

また、西氏は“2ちゃんねる”には欠陥が少なくとも30はあるとし、その一部として、たとえばスレッドをまたいでの検索ができないとか、再読み込み(リロード)を行なわないと表示が更新されないことなどを挙げた。会場内からの、リロードをするのは掲示板では当たり前では、という意見に対し、西氏は「ほうっておいたら、テレビのようにどんどん出てくるものがいい」と答えた。

専業の煽り屋がいる!

2点目として、西氏は“2ちゃんねる”には専業の煽り屋がいる」ことを、何度も強調した。ほかの掲示板と比較して、“2ちゃんねる”には技術的な差はないとし、それでも人が集まるのは、運営者側に雇われた専業の煽り屋がいてスレッドを盛り上げているためだという考えだ。

それに対して、管理人のひろゆきさんらからは、そのような事実はなく、証拠もないという反論があった。しかし西氏は、「人為的な書き込みの動きを感じる」と強調する。そして、煽り屋がいることが問題なのではなく、それを隠していることが問題だと主張した。会場からは“2ちゃんねる”に人が集まるのは、掲示板の分類法や話題が巧みだからだという意見が相次いだ。

全部ただ
「牛丼、もうええわ。全部ただで持っていけ!」

“Face to Face”には勝てない

西氏はこのオフ会を開催したことについて、「実際に“Face to Face”でコミュニケーションをしてみたかった」ことが理由だと語る。キャラクターベースのコミュニケーションでは、感情まで送ることはできないとし、面と向かって会話することには勝てないとした。そして、今後インターネットなどの技術革新が進んでも、それらによるコミュニケーションが、“Face to Face”のコミュニケーションに取って代わることはありえない、という考えを示した。

西氏はグラハム・ベルが電話を発明したときに、最初に電話で話した言葉は「ワトソン君、ちょっと来てくれ」だったことを引き合いに出し、電話やメールなどは実際に会うコミュニケーションを補完するものだと語った。もっとも、それらの新しいコミュニケーションによって簡単な用事などを済ませることができれば、人間はもっと自由な時間を得て、その時間を“Face to Face”のコミュニケーションに振り向けるようになるとしている。

また、自身の10年後について質問された西氏は、自分は最初の10年間エンジニアを、次の10年間は経営者をやってきたとし、今後10年間は自らを研究・教育者と位置付けていると答えた。ただし、今頭にあるのは、10年後のことよりも来月MIT(マサチューセッツ工科大学)で何をするかということで、そちらのほうが重要だと笑った。

頭にUSB
「頭にUSB挿したろかって思ったことない? 俺はあるよ」

オフ会は、西氏がひろゆきさんらに対して「後ろでごちゃごちゃしゃべっとるんやったら出て行け!」、「ひろゆきの友達は俺の敵や!」などと怒鳴りつけるなど、一時騒然とすることもあったが、概ね和やかな雰囲気だった。

西氏の言う“Face to Face”のコミュニケーションが実現したあと、“西和彦スレッド”には何か変化が起こるのだろうか。オフ会の翌日である8月12日現在、“西和彦スレッド”では西氏自身も書き込んで、活発な議論が展開されている。

(編集部 中西祥智)





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