米、日本参画事業に制裁 LNGなどロシア関連団体

米ワシントンにあるホワイトハウス=2月(共同)
米ワシントンにあるホワイトハウス=2月(共同)

バイデン米政権は2日、ウクライナ侵攻を続けるロシアへの追加制裁を発表した。米国務省はエネルギー関連など約100の団体・個人を追加。米国内の資産が凍結され、取引も制限される。日本が権益の一部を持つ北極圏での液化天然ガス(LNG)開発事業「アークティックLNG2」が含まれた。

米財務省も2日、ロシアを支援している中国やトルコなどの約130の団体・個人を制裁対象に加えた。

アーク2は日本の独立行政法人、エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と三井物産が共同で権益を保有。米国務省は「ロシアの戦争遂行や悪意ある活動に関連する個人や団体に対しての制裁だ」と説明した。

米財務省の追加制裁は中国やトルコ、アラブ首長国連邦(UAE)を拠点とした動きに焦点を当てた。対空ミサイルシステムに使用されるレーダー部品を出荷した中国企業や、トルコから集積回路(IC)やリチウムイオン電池を輸出した企業が含まれた。(共同)

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