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胆江日日新聞
pickup : 新たな校史 刻む一歩 統合・江刺一中で始業式 県内有数規模644人
投稿者 : tanko 投稿日時: 2022-04-07 09:36:42 (58 ヒット)

 江刺地域の3中学校が統合した市立江刺第一中学校(関川寛司校長、生徒644人)で6日、始業式が行われ、県内でも指折りの大規模校として新たな歴史を刻み始めた。各校が築き上げてきた伝統と誇りをつなぎながら一人一人が輝けるよう、生徒と教職員が思いを一つに進んでいくことを誓った。

 統合に先立ち、江刺東と江刺南の2校は3月末で閉校。新年度を迎え、2ー3年生は東から67人、南から31人が江刺一の校舎に通い始めた。教職員は64人体制でスタートしている。
 普通学級は、2─3年生が各7クラスで1年生が6クラス。市教育委員会は統合に伴い昨年度、約1666万円をかけて普通教室増室やエアコン設置などの改修工事を実施し、教育環境を整えた。
 7日には入学式を行い新1年生203人を迎え入れ、江刺地域唯一で胆江地区最大規模の中学校が本格始動する。スクールバスは9台用意し、計200人が利用する。
 始業式では、生徒がクラスごとに列をつくり体育館に集まった。関川校長は「新たな歴史が皆さん、先生方の力でつくられていく。今から学級や部活、登下校、同じ小学校の仲間、先生と互いに話をしよう。一人一人違うということを分かり合い、一つの固まりとなり、正しい方向へ進もう。ここに勝るパワーを持つ学校はない。『一中』と言えば『江刺第一中』と呼ばれる学校をつくっていこう」とあいさつした。
 学年執行部の2人が、決意の言葉を述べた。足利大護さん(2年)は「新入生のお手本となる行動を心掛けよう。クラスや学年の結束をさらに強め協力していくことで、新しい1年を乗り越えていける」、坂下由真さん(3年)は「統合でいろいろと落ち着かないかもしれないが、一中生全員が楽しいと思えような一年になるよう力を尽くしていこう」と呼び掛けた。
 江刺3校の統合により、市内の中学校数は9校から水沢地域3校と江刺・前沢・胆沢・衣川各1校の計7校になった。
写真=3校それぞれの制服を着て校歌を心の中で黙唱する江刺一中の生徒たち


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