ウクライナ提唱の和平案会合が開幕、65カ国以上が参加 露は「非現実的」と拒否

ウクライナ東部ドネツク州アブデーフカを歩くウクライナ兵=26日(ゲッティ=共同)
ウクライナ東部ドネツク州アブデーフカを歩くウクライナ兵=26日(ゲッティ=共同)

地中海の島国マルタで28日、ウクライナが提唱する和平案「平和の公式」を協議する会合が始まった。ウクライナのイエルマーク大統領府長官によると、65カ国以上の代表が参加した。29日まで。ロシアは和平案は非現実的として拒否している。

イエルマーク氏はX(旧ツイッター)への投稿で「西側諸国やグローバルサウスの国々の、平和の公式への支持は高まっている」「世界がウクライナの勝利に関心を寄せていることの表れだ」と主張。原子力の安全、エネルギーや食料の安全保障などについて活発な議論が交わされたという。

ただ米ブルームバーグ通信は今月、中国は会合を欠席する見通しと報じていた。平和の公式には、ロシア軍撤退、領土の一体性の回復なども盛り込まれている。(共同)

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