AKB48横山由依“8年2カ月と3日目”のソロコンサートでたどった自分の足跡

13

129

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 42 77
  • 10 シェア

AKB48横山由依が、1月17日に東京・TOKYO DOME CITY HALLにてソロコンサート「横山由依ソロコンサート~実物大の希望~」を実施した。

横山由依(AKB48)(c)AKS

横山由依(AKB48)(c)AKS

大きなサイズで見る(全8件)

横山由依(AKB48)(c)AKS

横山由依(AKB48)(c)AKS[拡大]

横山にとって初のソロコンサートは、作曲者・石井健太郎のピアノ伴奏によるソロ曲「月と水鏡」で幕を開けた。純白のワンピース姿で優しい歌声を響かせると、彼女は続けて「右肩」「光と影の日々」とバラードナンバーをじっくり聴かせ「どうですか? (静かな曲で)度肝抜かれました?」と笑顔で観客に問いかけた。

横山由依(AKB48)(c)AKS

横山由依(AKB48)(c)AKS[拡大]

最初のMCでは「AKB48に入って、今日で8年2カ月と3日目なんです」と切り出した横山。“8年2カ月3日目”に実現したソロコンサートに「ここ2年くらいはずっと『やりたい』と口にしていて、今日皆さんのおかげで開催することができました。ありがとうー!」と喜びを爆発させ、彼女の言葉に会場からは「おめでとう!」と温かい声が飛んだ。この日の公演は「私のヒストリーを皆さんと振り返りたい」という彼女の思いから、「Yui's diary」という日記で自身の足跡を振り返る横山のVTRと共に展開。映像の中の横山が「ここが私の原点」とSKE48の2期生オーディションに挑戦した思い出を語ると、ステージ上の彼女はSKE48「クロス」を歌い上げる。「RESET」では曲中にチームKメンバーに昇格したときの映像が映し出され、横山はパワフルなダンスを踊ってみせた。

「Everyday、カチューシャ」は彼女が初めて選抜入りを果たした思い出の曲。この曲で横山はトロッコに乗り込んで客席に飛び出し、会場の一体感をぐんぐん高めていく。AKB48とNMB48の兼任時代を振り返るNMB48「太宰治を読んだか?」を届けると、彼女は「私はいろんな経験をさせてもらえているなと思います」としみじみ語った。

横山由依(AKB48)とCHEMISTRY。(c)AKS

横山由依(AKB48)とCHEMISTRY。(c)AKS[拡大]

また、ライブ中盤にはAKB48加入以前に影響を受けたアーティストのカバーを披露するコーナーが設けられた。この中で横山が「歌手を目指すきっかけになったアーティストの曲を」とCHEMISTRY「PIECES OF A DREAM」を歌うと、ステージ奥からCHEMISTRYの2人が登場。ファンの驚きの歓声の中で、3人はアイコンタクトを取りながら声を重ねた。歌い終えた横山は、満面の笑みを浮かべて「2人のおかげで、私は今ここにいられるんです。夢のきっかけを作ってくださり、今日私の夢を叶えてくれたCHEMISTRYのお2人でした!」と2人に感謝を捧げていた。

「横山由依ソロコンサート~実物大の希望~」の様子。(c)AKS

「横山由依ソロコンサート~実物大の希望~」の様子。(c)AKS[拡大]

谷口めぐ、川本紗矢、田口愛佳をステージに迎えNot yetの楽曲群が届けられたコーナーを経てライブが後半に差しかかると、横山はこの日のために準備してきたボイスパーカッションのパフォーマンスを披露する。すると途中からINSPiのメンバーもセッションに加わり、2組はそのまま「夕陽を見ているか?」をアカペラで歌い上げた。後半の「Yui's diary」は「見えない空はいつでも青い」からスタートし、「背中から抱きしめて」では「あの景色は忘れません」と2014年に行われた東京・国立競技場でのライブを振り返った横山。2015年12月、AKB48グループの総監督を襲名した際の思い出の曲として選ばれた「Bird」では、クールなスタンドマイクパフォーマンスを見せる。そして、続く「未来の扉」で彼女は「大好きなメンバーと一緒にもう一度東京ドームのステージに立ちたいです」と総監督としての夢を語った。

最後の曲を前に横山は「振り返れば楽しいことばかりだけれど、そう思えるのはファンの皆さんがいたから」と感謝を伝える。そして、自身のファンへ「出逢いの続き」を贈り、本編を終えた。

横山由依(AKB48)(c)AKS

横山由依(AKB48)(c)AKS[拡大]

アンコールのステージには6人編成のバックバンドが登場。彼女は「ALIVE」でライブを再開させると、「最後に声出しましょう!」と拳を突き上げてパワフルにオーディエンスを煽った。また、ここでは横山の母親がつづった手紙がサプライズで読み上げられ、「また1つ夢が叶いましたね」と言う母の言葉に、彼女は涙を浮かべる。最後の挨拶では「自分自身不器用な部分もあったりするんですけど、AKB48でいろんなことに挑戦させてもらって、どんどん仲間が増えたり関係が深くなっていったり……ここは、人と人をつなげてくれる場所だなと思います。入れていただけてすごく幸せですし、私は常に前を見て果敢にチャレンジしていきたい。それが横山由依の生き方なのかなって思います!」と思いをファンに伝えた横山。ラストに披露された「365日の紙飛行機」はピアノ、笛、ギターを演奏する映像の中の横山との“合奏”で届けられ、彼女は「これからもずっとずっとよろしくお願いします!」と呼びかけてライブを締めくくった。

横山由依「横山由依ソロコンサート~実物大の希望~」2018年1月17日 TOKYO DOME CITY HALL セットリスト

01. 月と水鏡
02. 右肩
03. 光と影の日々
04. クロス
05. 長い光
06. RESET
07. Everyday、カチューシャ
08. May
09. 太宰治を読んだか?
10. 冷たくしないで
11. 愛しさのアクセル
12. PIECES OF A DREAM w / CHEMISTRY
13. ペラペラペラオ w / 谷口めぐ、川本紗矢、田口愛佳
14. 西瓜BABY w / 谷口めぐ、川本紗矢、田口愛佳
15. 波乗りかき氷 w / 谷口めぐ、川本紗矢、田口愛佳
16. 週末Not yet w / 谷口めぐ、川本紗矢、田口愛佳
17. ボイスパーカッション
18. 夕陽を見ているか?
19. 見えない空はいつでも青い
20. 重力シンパシー
21. 背中から抱きしめて
22. Bird
23. 未来の扉
24. 出逢いの続き
<アンコール>
25. ALIVE
26. 最終ベルが鳴る
27. 転がる石になれ
28. 365日の紙飛行機

この記事の画像(全8件)

読者の反応

AKB48 NEWS @NewsAKB48

AKB48横山由依“8年2カ月と3日目”のソロコンサートでたどった自分の足跡 https://t.co/7AHO8BI9zL #AKB48 #AKB

コメントを読む(13件)

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 AKB48 / 横山由依 の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。