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【J1名古屋】3発快勝!開幕5連勝、グランパスの新たな歴史だ 途中出場の山崎今季初ゴール 采配もさえた

2021年3月18日 06時00分

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横浜FCに勝利し、笑顔を見せる名古屋イレブン

横浜FCに勝利し、笑顔を見せる名古屋イレブン

◇17日 J1第5節 名古屋3―0横浜FC(豊田スタジアム)
 クラブ新記録の開幕5連勝―。名古屋グランパスは3発となったFW前田直輝(26)の今季初ゴールで先制し、途中出場のFWマテウス(26)が追加点。後半ロスタイムにはFW山崎凌吾(28)が駄目を押した。
   ◇   ◇
 3発快勝で、新たなクラブの歴史を刻んだ。1996、2007年の開幕4連勝を上回る開幕5連勝。守備陣の4戦連続完封に加え、この日は開幕4試合で5得点だった攻撃陣が、水を得た魚のように後半だけで3発と躍動した。
 難しい前半45分間だった。グランパスは横浜FCの強固な守備ブロックに苦戦。ただ、90分の勝負をする上では、これもフィッカデンティ監督の想定内。ハーフタイムには「向こうのスピードが落ちるところを逃さずにやっていこう」と選手を鼓舞して送り出した。
 後半、監督の読みが的中。相手に疲れが見え始めると、徐々に前線からのプレスが機能し始めた。後半7分、相馬らの圧力を受けて乱れた相手のパスを吉田豊が奪取。ドリブルで持ち上がり、相手DFとGKの間にパスを供給すると、これに前田が滑り込んで合わせた。昨季7得点全てを豊田スタジアムで決めている“豊ス男”は「(後半は)オープンな展開になってきたと思った。吉田選手からすごい、いいボールが来たので自分は当てるだけだった」とアシスト役にも花を持たせた。
 懐で温めていたカードで、トドメをさした。先制直後の後半12分に投入したのはベンチスタートだったマテウスだ。充電フルパワーのレフティーは同18分に貴重な追加点。後半ロスタイムに、同じく途中出場のFW山崎が今季初得点を決めた。
 開幕5試合でオウンゴールの1失点のみに抑えている守備の安定はもちろん、3得点快勝で攻撃陣にも火がついた。ただ、前田は「6連勝は意識せずに、100%(集中)で行けるように準備したい」と平常心を強調。名古屋は21日の次節、鹿島と敵地で対戦する。開幕6連勝なら、延長が廃止された2003年シーズン以降のJ1タイ記録。一戦必勝で記録更新に挑戦する。
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