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讃岐発「年明けうどん」拡大 2年目、全国へ

2009年12月7日12時5分

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写真:年明けうどんをPRするさぬきうどん振興協議会のメンバーら=県庁年明けうどんをPRするさぬきうどん振興協議会のメンバーら=県庁

 香川県内の製めん業者などでつくる「さぬきうどん振興協議会」が今年から始めた「年明けうどん」が2年目の正月に向けて全国的な広がりを見せている。34都道府県から120を超える業者が商標の使用を申請しており、全国展開するコンビニエンスストアも加わっている。同会の担当者は「知名度はかなり上がってきている。国民的行事として普及して欲しい」と意気込む。

 「年明けうどん」は、「うどんは太くて長いことから古くから長寿の縁起物として食べられてきた」として、正月の新たな習慣として全国に広めようと協議会が企画した。白いうどんに梅干しや金時ニンジンの天ぷら、赤いかまぼこなどを添えて、紅白で新年のめでたさを演出するという形式で、商標登録もしている。

 協議会によると、1年目の今年、「年明けうどん」を提供したうどん店は県内で約50店だったが、2年目は11月末の時点で約130店が提供を表明しているという。県内外の製めん業者や流通業者からも商標使用の申請が相次いでおり、年越しそばや天ぷらとセットにしたお歳暮の商品も登場している。大手のコンビニエンスストアも、正月三が日に「年明けうどん」を提供する準備を進めている。

 協議会の諏訪輝生事務局長は「水沢うどん(群馬)など有名なご当地うどんの地元からも参加したいという話がきている。年越しそばに負けないよう『年明けうどん』を全国に広めていきたい」と話した。

 協議会では来年1月1日午前0時から、善通寺市の総本山善通寺と小豆島の土庄八幡宮で計1300食の「年明けうどん」を振る舞う。同日午前10時からは高松市の栗林公園で1千食の乾めんや半生めんなどを配布することも計画している。(佐藤常敬)

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