「VIVANT」衝撃の事実 10年前、菅義偉元首相が「別班」に言及していた 元公安が解説「現在は…」

[ 2023年8月21日 13:50 ]

「VIVANT」第6話、別班の乃木(堺雅人)と黒須(松坂桃李)の目線の先には…(C)TBS
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 俳優の堺雅人(49)が主演を務める今夏最大の話題作、TBS日曜劇場「VIVANT(ヴィヴァン)」(日曜後9・00)は、20日に第6話が放送された。放送翌日の21日、同局の情報番組「ひるおび!」(月~金曜前10・25)では、物語のキーワード「別班」について解説した。

 <以下ネタバレ有り>

 主人公・乃木憂助(堺)が勤める丸菱商事で起きた、1億ドル(日本円で140億円)の誤送金から始まる壮大なストーリー。乃木は、大金を取り戻すべく向かったバルカ共和国で、無実の爆発犯とみなされ地元警察に追われる立場となったが、公安の刑事・野崎らの協力により、世界医療機構・医師の柚木薫(二階堂ふみ)とともに、命からがら日本に帰国した。

 帰国後は、誤送金を何者かが乃木になすりつけたものだとして、野崎らも協力して捜査を開始。犯人を突き止める中で、自衛隊の精鋭部隊「別班」やテロ組織とされる謎の組織「テント」など、世間には明かされていない「世界中を巻き込む大きな渦」の中身が次々と明らかとなった。

 物語が進む中で、乃木は実は「別班」の一員で、ドジな丸菱商事の社員は仮の姿であることが判明。米ミリタリースクールを全科目首席で卒業するほど超優秀な人物ということが判明している。

 21日の「ひるおび!」では、「『別班』は実在する?」というテーマを特集。その中で、2013年11月、共同通信で「陸上自衛隊の秘密情報部隊『別班』が冷戦時代から独断で海外での情報活動をしていたことが分かる」と報じられていたことが明らかとなった。

 現実でも話題となっていた別班。同年11月28日、当時官房長官だった菅義偉氏は、別班について「詳細については防衛相に聞いてほしいと思います」とコメント。会見で「報道にあるような組織については これは自衛隊に存在していない、現在も存在していない」と否定していた。

 一方で、野崎と同じ公安部外事課に実際に在籍していた稲村愁氏は「別班は別の名称で存在し続けている可能性がある」と明かしている。

 これらを受け、番組コメンテーターで弁護士の八代英輝氏は、「ありますね、別班って。うわさで。小説などに」とコメント。国防に関して文民が最高の指導権をもつ制度「シビリアンコントロール」を例に出し、「日本は『シビリアンコントロール』が大前提としてあって、文官に身分を変えた上で活動しているんじゃないかって言われている」と説明。司会の恵俊彰は「これだけ世の中いろんなことが起きている中、無い方がおかしいですよね」と納得していた。

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