りそな銀、印鑑なしで口座開設 東京・豊洲に新型店舗
りそな銀行は15日、東京・豊洲に年中無休で個人向けの相談や契約を受け付ける新型店舗を開業した。キャッシュカードと生体認証を使った取引が基本で、印鑑がなくても口座が開設できる点が特徴だ。個人向け営業を強化するための戦略店舗という位置づけで、利用動向を見ながら今後も同じ形態の店舗を増やしたい考えだ。
開業した豊洲支店は、平日は午前11時から午後7時まで、土日祝は午前10時から午後6時まで営業する。IT(情報技術)を駆使することで手続きに必要な時間を大幅に短縮、タブレット端末を使い口座開設時に紙に記入する手間をなくした。
同行の東和浩社長は「(ITと実店舗を融合する)オムニチャネル戦略の実験となる店舗。今後もお客様のニーズに応えられるサービスを充実させたい」と話した。りそなにとって今年6月に公的資金を完済後、初めての店舗開設となる。