リオ柔道・銅 松本選手に県「特別賞」
◆贈呈式、県民に感謝
県は6日、金沢市出身でリオデジャネイロ五輪柔道女子57キロ級で、ロンドン五輪での金メダルに続き、銅メダルを獲得した松本薫選手(28)に県スポーツ特別賞を贈った。
県庁では、県民ら約300人が大きな拍手で出迎え、谷本知事は「不屈の闘志と積極的に攻め続ける柔道スタイルで快挙を成し遂げ、県民のみならず多くの国民に夢と感動を与えてくれた」と2大会連続の快挙をたたえた。
賞状と記念品のカップなどを受け取った松本選手は「目標の金メダルに届かなかったが、諦めずに戦えたのは、応援してくれた県民の皆さんのおかげです」と感謝の言葉を述べた。
松本選手は贈呈式後、「しばらく休憩して、悔しさを晴らしたいと思ったときに、改めて、東京五輪を目指してスタートしたい」と4年後に向けた思いを語った。
同賞は、昨年1月に全国高校サッカー選手権で星稜が初優勝したことを受けて創設され、松本選手は昨年8月の世界柔道選手権で優勝した際にも受賞している。
この日は、金沢市も松本選手に市スポーツ優秀選手表彰特別賞を贈った。金沢市役所で、松本選手の母校である兼六中の生徒らが見守る中、山野之義市長が賞状を手渡した。
2016年09月07日
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