【10月30日 AFP】ウクライナ軍は30日、ロシアが併合したクリミア(Crimea)半島に設置されているロシア軍の防空システムの一部への「攻撃に成功した」と発表した。

 ウクライナ軍は、黒海(Black Sea)に面した同半島への攻撃を強めている。

 同軍の戦略的コミュニケーション部門はソーシャルメディアに、「軍は占領下のクリミア西岸で、戦略的目標の一つである防空システムへの攻撃に成功した」と投稿。ただし、これ以上の詳細には言及しなかった。

 ロシア側からも公式なコメントはないが、ロシア軍系のテレグラム(Telegram)チャンネル「リバル(Rybar)」は、ウクライナ軍によるクリミアへの「複合的攻撃」があったと伝えた。

 同チャンネルによると、ウクライナ軍は米国から供与された長距離地対地ミサイル「エータクムス(ATACMS)」2発を発射。クリミア西岸部にあるオレニウカ(Olenivka)に着弾したものの、深刻な損害はないという。(c)AFP