ウクライナ、防衛産業フォーラム開催 欧米企業誘致し集積地目指す

ウクライナ、防衛産業フォーラム開催 欧米企業誘致し集積地目指す
 ウクライナのゼレンスキー大統領(写真左)は30日、首都キーウ(キエフ)で開いた海外の防衛企業とのフォーラムで、ロシア軍への反転攻勢のための武器供給を増やすために欧米の装備品メーカーと提携することでウクライナの防衛産業を「一大集積地」にしたいと述べた。写真は2月に英ラルワースで代表撮影(2023年 ロイター)
[キーウ 30日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は30日、首都キーウ(キエフ)で開いた海外の防衛企業とのフォーラムで、ロシア軍への反転攻勢のための武器供給を増やすために欧米の装備品メーカーと提携することでウクライナの防衛産業を「一大集積地」にしたいと述べた。
フォーラムには約30カ国から250社強が参加。ロシア軍による攻撃が続くウクライナ国内で、海外企業と協力して武器の製造や修理の能力をどのように構築するかが議題となった。
ゼレンスキー氏は戦況について「後退することなく前進することが非常に重要な局面で、前線での成果が日々求められている」と説明。
「ウクライナの防衛に必要な装備品や、ウクライナの兵士が使用する先進的な防衛システムの生産を現地化し、前線で最高の結果を出すことにわれわれは関心がある」と語った。
同氏によると、防空と地雷除去が当面の優先課題で、ミサイル、無人機、砲弾の国内生産を強化することも目指している。
独ラインメタルや英BAEシステムズなど欧米の防衛大手数社が既にウクライナの防衛企業との提携を発表している。
ウクライナ外務省によると、国内防衛企業は無人機、装甲車、弾薬の共同生産、技術交換、部品供給について、海外企業と約20の契約を結んだ。

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