望月衣塑子記者「官邸リーク」発言に東京新聞編集局「抗議を真摯に受け止め発言撤回します」 文書で回答

 東京新聞社会部の望月衣塑子(いそこ)記者が菅義偉官房長官の記者会見で産経新聞の報道を「官邸のリーク」と発言した問題で、東京新聞編集局は「事実ではありませんでした。抗議を真摯(しんし)に受け止め、発言を撤回いたします」と文書で回答した。文書は19日付。

 望月記者は14日の官房長官会見で、首相官邸報道室が東京新聞に文書で注意喚起したことを報じた産経新聞の報道について「注意文書のことが産経新聞になぜかリークとして記事が出て個人への誹謗(ひぼう)中傷が進んでいる」と発言。産経新聞は「事実無根で看過できない」として発言撤回を求める抗議文を東京新聞編集局長宛てに送付した。

 同記者は15日の官房長官会見で「(文書は)全社に出していて(発言は)誤りだった。撤回して謝罪したい」と述べた。

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