電通社員を書類送検=特殊詐欺グループに名義貸しか-大阪府警

2019年07月24日22時08分

 特殊詐欺グループの男をマンションに入居させるために名義を貸したとして、大阪府警などは24日までに、詐欺容疑で大手広告代理店電通の男性社員(44)=東京都渋谷区=を書類送検した。府警は認否を明らかにしていない。送検は22日付。<下へ続く>

 送検容疑は、特殊詐欺グループの佐藤祐樹被告(22)=詐欺罪で起訴=らと共謀し、東京都新宿区のマンション一室を借りるため、3~4月に都内の不動産管理会社に自身を入居者とする虚偽の入居申込書などをファクスして物件の引き渡しを受けた疑い。

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 捜査関係者によると、マンションには佐藤被告が入居し、男性社員は数万円の報酬を得ていたという。男性社員は今月10日に詐欺容疑で逮捕されたが、12日に釈放され、府警が在宅で捜査を続けていた。府警は名義貸しを仲介した不動産ブローカーの男2人も同容疑で逮捕している。

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