優しい目元は父に、艶っぽい唇は母にソックリ。8年ぶりの復帰作で、小春は女優業への強い意欲を示した。
両親は2001年に離婚したが、小春は04年の人気ミュージカル「アニー」のオーディションに合格。父・正章とともに出演した07年のNHK時代劇「夏雲あがれ」以降は学業を優先し、芸能活動を休止していた。
転機は今年1月。父の言葉だった。都内の大学で建築・インテリアを学ぶ小春は進路に悩む中で「やはり舞台に立ちたい」と思い、父に相談したところ「『小春がやりたいことをやることがパパは幸せ。後悔しないならやりなさい』と言ってくれました」という。
その後、個人的に演技のレッスンに通い、6月に同舞台のオーディションに応募。1474人から書類と実技審査を経て、出演者21人の中の一人に選ばれた。
1カ月の稽古期間中は父から頻繁にメールが届いたそうで、「普段はご飯を食べに行くときくらいしか会わないのに」と苦笑。それでも「父は『稽古で苦しみ本番で楽しむ』というアドバイスをくれて、なるほどと思った」と感謝した。