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      JR只見線で運行を終えたキハ40系=魚沼市田中
      JR只見線で運行を終えたキハ40系=魚沼市田中

      秘境の旅路彩り40年 最後の勇姿魚沼 只見線キハ40系引退

       新潟県魚沼市と福島県を結ぶJR只見線で、40年運行していたディーゼル気動車「キハ40系」が11日、車両入れ替えのため運行を終えた。国鉄時代から地元住民の通勤、通学を支え、秘境の旅路に花を添えた車両に感謝しようと、多くの沿線住民や鉄道ファンが勇姿を見守った。

       キハ40系は1980年に初めて小出駅まで運行された。2015年には赤地のラッピング列車「只見縁結び」も登場した。

       12日にキハ110系に入れ替わり、県内を運行するキハ40系はリゾート列車「越乃Shu*Kura」のみとなる。

       11日は市内外から訪れた乗客の姿があり、列車が通過すると沿線住民らが撮影したり、手を振ったりした。トラブル防止のため、小出署はJRと連携してパトロールを強化した。

       柏崎市の小学2年の男子児童(7)は「ディーゼルの音が好き。最後に乗れて楽しい」と笑顔。福島県柳津町の会社員男性(50)は「窓を開けると風が入り、奥只見や魚沼の景色とマッチしていた」と惜しんだ。

       毎日自宅近くで車両を撮影しているという魚沼市の男性(71)は「国鉄時代の車両がなくなるのは寂しい。長年の運行に感謝ですね」と話した。

      JR只見線で運行を終えたキハ40系=魚沼市田中

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