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デビュー以降、国内外で活躍するハードロックバンド「BOWWOW(バウワウ)」の実際に使っていたドラムセットが、高知市のギターショップに寄贈された。ライブなどで活用しファンに披露するという。(飯田拓)
ひろめ市場に向かって大橋通り商店街を歩く道中、「Rock’n Roll Drive」(ロックンロールドライブ)の看板が目に入る。狭い階段を上って2階の扉を開けると、いかにも「ロック」な長髪の男性店主が出迎えてくれた。奥村恭史さん(50)だ。
かつて家業のパン店を営んでいたという1階の倉庫には、鮮やかな黄色のドラムセットが陣取っていた。足元のバスドラムには大きく「V」の文字。バンド名を「VOWWOW」に変え、活動拠点を英国に移していた頃のものという。様々な音を出すため、一般的なドラムセットに比べ、太鼓やシンバルの数が多い。
「当時の映像を繰り返し見ていたので、実物が届いた時は感動で泣きそうになった」。昨年9月、メンバーから「当面は使わないのでいらないか」と電話があり、二つ返事で譲り受けた。奥村さんの「バウワウ愛」が実った贈り物だった。
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