【12月23日 AFP】ウクライナ空軍のミコラ・オレシチュク(Mykola Oleshchuk)司令官は、南部で22日正午ごろ、ロシアの「スホイ34(Su-34)」戦闘爆撃機3機を撃墜したと発表した。

 ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は同日夜の演説で、南部ヘルソン(Kherson)州でスホイ34を撃墜した兵士らに謝意を表明。

「直接手を下したのはオデーサ対空ミサイル旅団(Odesa Anti-Aircraft Missile Brigade)だが、わが空軍の戦果だ。諸君、感謝する」と述べ、「ロシア軍パイロットは、ロシアの殺人者に対するわが国の対応を肝に銘じておくべきだ。一人残らず処罰する」と付け加えた。

 ロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)はウクライナ側の主張についてコメントしていない。だが、ファイターボンバー(Fighterbomber)と名乗るロシアの軍事ブロガーは、地対空迎撃ミサイルシステム「パトリオット(Patriot)」による損失があったとの見方を示した。

 別の軍事ブロガー「Voenniy Osvedomitel」チャンネルはテレグラムで、「スホイ34の損失」を報告。軍事ブロガーらは同機について、ロシア支配地域のドニエプル(Dnieper)川東岸のクリンキー(Krynky)で、ウクライナ側の橋頭堡(ほ)への滑空爆弾の投下に使用されていたと説明している。(c)AFP